ペルソナとエクストリームキャラクター

User Stories Appliedに書かれているUser Roleのモデリング手法。
追加的なテクニックという位置づけで紹介されています。
個人的には、ユーザビリティに高いプライオリティを持つプロジェクト以外で使うことはないかな。

Personas

ペルソナは、特定のロールを持つ想像上のユーザーです。特に分析が必要と思われるロールについて、ペルソナを作成します。ペルソナは、マーケットや統計の調査を行い、真のターゲットを表すようにします。ペルソナには情報として、氏名、年齢、職業、キャリアパス、スキル、顔写真等を用意し、現実にその人物が存在すると思われるレベルのリアリティを追求します。チーム全員が共通のペルソナを認識することにより、ロール定義作業のリアリティが増加します。

Extreme Characters

  • J. P. Djajadiningrat他, Interaction Relabelling and Extreme Characters: Methods for Exploring Aesthetic Interactions.

極端なキャラクターを用いてユーザーロールを検討する方法で、新規システムのデザインで使用されます。論文中ではPDAの開発に際して、薬の密売人、ローマ法王、複数の男を手玉に取る二十歳の女性を Extreme Character として挙げています。上記密売人と女性は、警察やボーイフレンドから見られた際に情報をカモフラージュするため複数のスケジュールが必要だとか、ローマ法王はそのようなセキュリティは必要ないがフォントサイズを大きくする必要があるとか。
発散を前提としたブレストみたいな感じでしょうかね。

ACMの論文になっているのですが、会員以外は有料です(´・ω・`)ショボーン
昔はIEEEACMも読んでたんだけどなぁ、研究室で。
デジタルライブラリの個人会員になろうかなぁ。