手相

銀座を歩いている20分程度の間に、4人に声をかけられた。

一人目は腕時計関連のリサーチをしている女性。ブランドの知名度アップに関するリサーチをしているそうな。無視しようと思ったが、人をダマそうっていうオーラが無かったことと、信号待ちだったので少し話しを聞いた。写真から好きな時計を選べと言ってきたので「コレ」って指差した。以上。

次に来たのが新入社員風男性。突然「手相の勉強をしているものですが、手相を見せてください」と来た。スーツを着ているものの、目つき、声の抑揚、態度、全てにおいて先ほどの女性とは正反対。人にモノを頼むのにへらへらしている。僕は生理的嫌悪感を抱いた。当然断った。宗教かねずみ講自己啓発セミナーのどれかだなと直感した。

次に来たのが2人組の男性。先ほどの男性同様スーツを着ている。話しかけられた瞬間、再び生理的嫌悪感を抱いた。「手相見せてください」と言ったので即座に断り歩き始めた。しかし、しつこく、しつこく、しつこくついてくる。なので、「サークル活動かなんかなの?」と聞いてみたところ、カリスマ先生がいて彼らはその生徒らしい。僕は内心「一種の宗教だな。やれやれ」と思いながら歩き続けた。

ここまで日記を書いたところで「これってWeb見たら情報あるかな?」と思って調べてみた。たくさんヒットしました。知らなかった僕は田舎者です、ハイ。結局 "霊感商法" なんですね。でも、上層部はそこそこ賢いんだろうな。心理学と統計学の最低限の基礎と、その応用に関する文献は読んでそうだよね。